魚類のメダカを使用した水質自動監視装置「メダカのバイオアッセイ」は、毒物に対して反応が敏感とされる小型魚類ヒメダカを試験魚をして、24時間体制で連続的に水の監視を自動的に行う装置です。
監視水槽はメダカが本来生息する田園の自然環境に合わせて製作しています。監視水槽には常時20匹程のヒメダカが試験魚として飼育されています。餌も自動給餌器で1日数回、電気的に給餌します。シンプルな構造で故障や誤報が少なく保守点検が容易です。
監視水槽の上部から直接水面を透した高透過性。監視水槽の水深が5~8cmと浅く高濁水でも撮影可能(水深3cmの超極浅水槽では濁度163°撮影可能)
楕円形の監視水槽は回流式で滞留を無くし早く排水。専門オプションで高濁度用濾過器があります。
約20匹のヒメダカを群れで試験魚にすることで、小型魚が大型魚から捕食される捕食防御本能を応用します。
捕食防御本能とは、小型魚が大きく見せるため群れで固まる状態です。群れが固まると行動エリアが減少し、表示ブロックが少なくなり、アラームになります。※小型魚のイワシは大型魚のクジラやイルカから捕食されるため必ず群れ行動で捕食を防御します。
画像処理によって監視水槽全面に56ブロックを配置し、1ブロックに64個のセンサドットがメダカの動きを検知して設定時間毎にブロックが計測されます。
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